これであなたはしつけのプロ!

はじめにお伝えしたいのはミラー現象です!
ミラー現象とは、犬の行動に合わしてしまう、飼い主さんの現象です。
例えば、「お座り」「伏せ」「待て」を教えようとしたとき、犬は餌を食べたいとか、遊びたい理由で暴れたり、逃れようとしたりします。
飼い主さんも慌てて、「ダメ」「お座りしてよー」などと焦って無理に抑えようとして逃げられる。こんな経験はありませんか?
これが、犬と飼い主さんとの同じ焦りの心理状態をミラー現象とよんでます。

それでは、こういう時に飼い主さんはどうするか? 3つのポイントを発見しました!
1.超スローで行動する。
2.とても優しく声をかける。
3.力強くゆっくりと体制をとらせる。
この3つを理解すると、うそのように落ち着いてしつけをすることが出来るのです。
うそのようなホントの話なのです!
これは、犬に警戒心を持たせないために複数の方法を試して発見したものです!
是非、試してみてください。
決して慌てたり、高い声などは厳禁ですよ。

すべての行動には理由がある。

トイプードルのしつけには、テクニックはいりません。
すべての行動には理由があります。

トイプードルのしつけは大きく分けて2つあります。
行動を観察し「しつけを行わないといけないもの」と「時間が解決するもの」の二つです。
時間が解決するものは、慣れるまで、ひたすら待つというこうです。
例えばお迎えして間もない仔犬は鳴きますが、慣れるまであまりかまわず無視していると、1週間程度で慣れ、鳴かなくなります。
このように、成犬になると自然に治るなどの時間が解決するものと、しつけが必要なものを見分けることから始めます。

しつけで修正できるものは、犬の行動の理由を考え、それに応じてしつけを行います。
なぜ、このよな行動をとるのか?どのようにしつけをすると修正できるのかを、それぞれの課題や個性に応じて、しつけの方法とやり方を変えて行います。
ここでは、具体的にどうするということではなく、基本的なしつけの考え方を参考にしてください。


最初から100%クリアするしつけはありません

時間が解決するものや、仔犬だけの特徴など成犬になると治るものについてはここでは除外しますが、その見極めを行うためには犬の行動を観察し、なぜそのような行動をするのかを考えます。
理由が判明したら、しつけを行えば修正できるのか、時間が解決するものかを判断してください。
修正できると判断したらしつけをどのように行うかを考えます。
しつけはプロでなくても、考えて行えばだれにでもできます。
間違ってはいけないのは、最初から100%修正するようにしつけを行って断念することです。

考え方として、目標が100%を目指すとしても、最初から100%のしつけを行ってもうまくいかない場合が多い。
そのため、100%できるまでの過程を細かく区切り、複数のクリア段階を決めて段階的にしつけを行います。
できるだけ難易度が低くし、クリアできるように時間をかけて確実に階段を上り、最終目的まで到達できるのがコツです。

飼い主さんのタイプとしては、大きくわけて3つあります。
1.犬の気持ちを考えないで、人間の都合でしつけを行おうとするが、根気がなく続かないタイプ。
2.書物などの知識だけで、しつけを行っているタイプの人は、応用がきかないため知識にないケースが出てくると、挫折してしまう。
3.犬の行動の理由を考え、対処する飼い主さんは、柔軟で応用力があり課題を見つけ解決できる能力がある。

あなたが、どのタイプの飼い主さんになるかで、犬の運命も変わるのです。
犬は言葉を話せないため表情や、行動で示します。
飼い主さんは、言葉をしゃべれない犬だからこそ、表情や行動を観察し感情を理解することが必要なのです。
また、それが生き物と暮らしていく楽しみでもあることを忘れないでください。
犬と人間とのお互いの気持ちを確認し、しつけが必要な場合は、お互いに努力して解決していくことができれば、最愛のパートナーになることができるでしょう。
しつけは難しいものではなく、人間と犬との絆を深めていくものなのです。

目は口ほどにものを言う

しつけを行う場合は、目を逸らしてはいけません。
目を見ながら、口でどのようにしてほしいかを熱く語ることが重要です。
もちろん言葉は分かりませんが、人間の熱意や発するエネルギーを敏感に犬は感じとるからです。
真剣に目を見詰められて、「声」「合図」「ボディタッチ」で教えられると犬はその気迫に圧倒され従順に従うようになります。
いたずらをして見付かったときなどは、「しまった!」という目をしていますよ。
その場合はあまり叱らないで、「いつも見てるからだめだよ」といいながら指を指すだけでも効果があります。
このようにしつけのときだけではなく、体調なども目をみることにより感じとれます。

「目は口ほどにものを言う」といいますが、大抵のことは目をみていれば分かるようになりますので観察してみてください。
こういう目をしているときは、このような行動をするなど事前に分かるようになるから不思議です。

しつけとは、犬との絆を深め、心を通わせ行う共同作業です。